不妊治療11【受精卵のグレード】
- 2019.09.08
- 不妊治療の話
8年前の治療の記憶をふりしぼって書いてます。
正確な治療の内容などはググってね。
無事に、全身麻酔で私から卵子を取り出し、そのあと旦那の精子をぶっかけてもらい
その後、何日かして病院に卵受精卵の状態を聞きにいきました。
無事に受精したということでした。
受精卵にはグレードがあって、
グレード1、2、3、4、5と、1が1番良くて、5が悪いのです。
そんで、1か2だと成功、その他だと受精の確率は低くなるのです。
私の受精卵は、グレード4でした。
下から2番目。成功ではありませんでした。
先生が受精卵の写真を見せてくれたんだけど
「ほら、ぐちゃぐちゃ」みたいに言いながら見せてくれた記憶がありますw失礼だろ!w
写真を見たらほんとにぐちゃぐちゃで、保健体育の教科書や、テレビで見た どの受精卵とも違って、受精卵の中に不規則な気泡みたいなものがぐちゃぐちゃしていて、全然知識のない私でも、ああこれはダメだなと思いました。
この日のことは、実はショックであんまり覚えていないのです。
グレードの説明が書いた紙と、ぐちゃぐちゃの写真を見せられたことだけ覚えています。
家に帰ってグレードについて調べても、4についていいこと書いてるサイトはひとつもありませんでした。
体外受精で妊娠した人のブログを何十、何百と見たけど、私が見た中でグレード4で妊娠した人はひとりもいませんでした。
それどころか、採卵で何個も卵が取れた人は、グレード4の卵は捨てていました。
このぐちゃぐちゃ卵がもう少し育って、私のお腹の中に戻せるようになるまでの数日間、
生きた心地がしませんでした。
これがダメなら今までの頑張りがパーになる。
30万、捨てたのと同じになる。
自分の残りの貯金で、体外受精はあと何回できるのか。
何歳までチャレンジするべきか。
そんなことばかり考えてた気がします。
でも、医学の力を借りて、受精卵こしらえるところまで行ったという事実が、「今まで頑張ってきた中で、今が1番妊娠に近いんだ」と思うと、なんとも不思議な気分でした。
現代医学よ、ありがとう。
つづく
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