不妊治療の話その4【助けてくれた言葉】

今朝の出来事

休日、いつもより早起きした娘がひとりでテレビを見ていました。
私が起きてリビングに行ったら、カーテンも開けてない暗い部屋で娘がテレビを見ていたので
「こら!カーテンカーテン!」って注意すると
「え?カーテン アンド カーテン?」って言ってきたので
起きたてでそのテンションには答えられないわってなりました。
ジョンソン&ジョンソンみたいに言うな。

そんな感じで、体外受精で授かった娘と、毎日元気に暮らしています。

人工授精をはじめた私ですが、

タイミング、人工授精、体外受精と今振り返ると、人工授精の時期が1番精神的に辛かったです。

月に何度も病院に検査に行って、排卵日を特定してもらって、排卵日の朝一番に旦那に精子出してもらって、それを人肌の温度を保たなきゃいけないから、胸元にしのばせて、必死にチャリこいで婦人科まで30分。
このとき私は自分のことを、運び屋と呼んでいました。

そんでお股ひらいて、ひょいと精子を入れてもらう。
あとは受精するのを祈るばかり。

ちょっと体調悪くなれば「ああこれ悪阻かも」と思い、
1日でも生理が遅れたら「ああこれ妊娠かも」と思い死ぬほどドキドキして、
ネットで激安の妊娠検査薬を大量に買い漁り、毎月「ああ喉痛い、悪阻かも」って妊娠検査薬して陰性でガッカリし、「まだ生理予定日前だけどこの体調の悪さは悪阻かも」で妊娠検査薬をし、もちろん陰性でうなだれ、「なんか目眩がする気がする!」でハイ陰性で泣いて、ってもうひとりで大忙し!

勝手にドキドキして、勝手にガッカリし、泣いて、もう毎月毎月、毎日毎日めちゃくちゃ振り回されていました。
それが人工授精12回。
12ヶ月続きました。

誰に妊娠してくれって頼まれたわけじゃないのにね。しかも旦那はほぼ無関心で、妊娠しようと頑張ってるのは自分ひとりだけなのにね。
どんどん追い詰められて、自分のせいだと責めたり、食べ物のせいかと思ったり、飲み水が悪いのかと思ったり、お腹冷えてるのが悪いのか、早く寝ないのが悪いのかと思ったり、ネットで調べて、出てくること全部試したり、どんどん自分を追い詰めて、もう先の見えない地獄みたいでした。

何年で妊娠できるってのが分からないから、ゴールが見えないからすごく辛かったです。
まあそれもすべて私のさじ加減だけども。
私がやめる!って思えば、終わる地獄なのだけれど。

不妊治療中のネットとの付き合い方

ネットで、不妊治療してる人のブログを読み漁り、何年も頑張った末、途中で更新が急にストップしてるのを見ては勝手に心配し、逆に妊娠して、急に育児ブログをはじめてる人を見て「なんだよつまんねーな」と思ったり、
もうどんどんどんどん性格が悪くなっていくのを自分でも感じでいました。

毎日毎日、妊娠のことを考え、朝起きてから寝るまで1日中そのことで頭がいっぱいでおかしくなりそうだったので、途中で、一切ネットを見るのをやめました。

インスタで、不妊治療してる人の投稿に、同じ治療をしてる人達がコメントしてるのを見て、なんて強くて優しい人たちなんだと。

私は、不妊治療中、他者との交流を一切絶っていたけど、同じ思いの仲間を見つけて励ましあったりしたら少しは楽だったのかなと、いやでもその仲間が先に妊娠したら喜べたのかなと、当時を振り返って思います。

私の支えになった言葉

こんだけ頑張ってて、もし妊娠できなかったらどうするかを考えた時に、1番に思い出す言葉があります。

私が中学3年生の時聞いた、先生の言葉です。

受験シーズンをむかえる私達に向かって先生が言いました。

「第1志望に受かるやつもいれば、受からないやつもいるだろう。でも行きたい高校に行けなくても、おまえが行くことになったその高校が、おまえの人生で1番最良の選択なんだよ」的なw

なんだっけw
自分の望むようにならなかったとしても、たくさんある選択肢の中で、自然に通るようになった道が、あとあと見れば、人生の中で最良の道なんだよ的な!結局は自分が一番幸せになるように、勝手に進んでいくのだよ的な。
わかるかね!
ちょっとここ大事なところだから、もっと説明するわな。

A高校に行きたかったけど不合格で、滑り止めのB高校に行くことになったとするわよ。
そしたら、A高校に行ってた人生より、B高校に行ってた人生の方が、結局いいことあった。的な!

わかった?伝わった?w
それを先生は、綺麗な言葉で私達に伝えてくれました。全然覚えてないけども。

しゃべると口の端に唾がたまるのが気色悪い先生だったけど、
平気で生徒をグーで殴るような先生だったけど、しかも担任でもなかったけれどもw
その言葉だけは私の胸に突き刺さり、37歳になった今も、つらいとき私を助けてくれています。

不妊治療してたときは、もし子供ができなかったとしても、それが私の人生にとって最適な選択なんだと思っていたし、
離婚することになった時も死ぬほど辛かったけど、離婚しないより、離婚した方が幸せになれるんだ、だって離婚することになったんだもん!自分が一番幸せになれるルートを自然にたどってるんだもんって。

これから先の人生も、どんなことがあるか分からないけど、この先生の言葉と共に私は前に進んで行けるのだと思います。

くちの端にツバがカニみたいに泡となってたまっていた先生に感謝しております。